代表あいさつ

「感情ケアを文化に」——この思いを軸に活動しています。

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熊田 梨恵(くまだ りえ) 1978年生
兵庫県出身。大阪府立大学社会福祉学部卒。
こころのセルフケア講師・感情ケア講座ファシリテーター/医療ジャーナリスト
NPO法人パブリックプレス 代表理事

自助グループをお探しの方へ

「どうして私はこんなに生きづらいんだろう」

 

そう感じながら生きてきた時期が、私にもあります。

そして、いまのあなたと同じように、検索窓に言葉を打ち込んで、安心できる場所を探していた時期もあります。

 

これまでに数多くの場を訪ねてきました。どこもそれぞれに大切な場所でしたが、私にとっては雰囲気が合わなかったり、相性が合わないように感じて帰ったこともあります。

だから、「行ってみて、もし合わなかったらどうしよう」という不安はよく分かりますし、合う・合わないがあるのも自然なことだと思います。

 

私がやっとたどり着いた自助グループは、誰からも評価されず、意見もされず、あるがままを話して、ただ聞いてもらえる場所でした。誰からも裁かれない。それがどれほどの安心か、そこで初めて知りました。

 「一人ではない」と感じられたことが、私の回復の始まりでした。

 

自助グループACOA大阪は、生きづらさやトラウマを抱えた女性たちが、つながり・学び・癒しを通して、こころとからだをケアし、自分自身を取り戻すための場です。

私が与えてもらい、学んできたことを、今度は私が場をひらく側として続けています。

 

依存や自傷、やめられない習慣、人間関係のくり返す苦しさ。それらは、あなたがダメだからではありません。

それは、過酷な環境で命を守るための、生存戦略です。

私自身、30年近くかけてそこにたどり着いたとき、ようやく自分を責めることをやめられました。

 

来ていただいて、聞いているだけでも大丈夫です。
話したくなったときに、話せばいい。回復は、自分のペースでいい。

同じ思いを抱えている方に、この場所が届いてほしいと思っています。

こころのケアを伝える講師をお探しの方へ

「トラウマケア、性教育、こころの健康づくり。あるいは、ストレス対策、レジリエンス、感情のセルフケア。必要性は感じているのに、扱える講師が見つからない」そうした声を、自治体や企業の現場で伺うことがあります。

 

テーマの性質上、この分野の講座には特有の難しさがあります。

専門知識だけでは参加者の心に届かず、体験談だけでは組織の研修として成立しづらいです。

参加者の中に当事者がいる前提で、言葉を選びながら、それでも本質を薄めずに伝える必要があります。

 

私は、当事者としての経験と、記者としての言語化力、専門知、そして身体の実践を組み合わせて、この分野の講座を行っています。

 

当事者として。 機能不全家族に育ち、依存症や摂食障害を経験し、約30年かけて回復の道を歩いてきました。現在は自助グループを主宰しています。参加者の中にいる「まだ声を上げられない人」がどこでつまずき、どんな言葉に傷つき、どんな言葉なら受け取れるのか。知識としてではなく、経験から学んでいます。

 

記者として。 医療ジャーナリストとして、永田町・霞が関で医療行政を10年以上取材してきました。医療制度や医療問題を扱った著書が4冊あり、現在も医療専門誌で医療・介護の現場を取材した記事を執筆しています。複雑な制度や研究知見を、専門外の人に届く言葉に変えることを、20年以上仕事にしてきました。

講座では池田市主催講座の講師を継続的に務めており、講座・自助グループ・イベントの開催は累計70回以上、参加者は延べ500名以上にのぼります。

 

専門知として。 社会福祉士、産業カウンセラー、ヘルパー2級。病院・介護の現場で働いた経験もあります。心理学、トラウマ研究、発達理論、神経生理学を長く学び、これらの知見を統合した独自のフレームワークで講座を構成しています。

 

からだの実践として。 どんなに優れた理論も、からだが安心を感じていなければ入っていきません。それどころか、反発として跳ね返ることさえあります。だから講座では、頭での納得と、からだで感じる安心・安全を、セットで扱います。国際的に活用されてきたボディワーク(キャパシター)をもとに、呼吸や軽い動きを通して「安心をからだに伝える」時間を組み込んでいます。

 

企業からは、ストレスマネジメント、レジリエンス、感情のセルフケア、境界線(バウンダリー)をテーマにした研修のご相談をいただいています。

感情は、無理に抑えたりコントロールしたりするより、丁寧に向き合ってケアするほうが、結果として整っていくことを、学びと実践を重ねる中で実感しています。

だから研修では、知識として理解するだけでなく、整え方をからだで体感して持ち帰れるように設計しています。

 

参加者からは、次のような声をいただいています。

「わかりやすく、心にすうっと入ってくる」
「学びながら癒された。この講座に参加できたこと自体が、セルフケアになっている」
「自分がおかしいのかもと思っていた。心のザワザワに、もっと耳を傾けようと思えた」

 

講座を通して目指しているのは、支配や我慢によらない、尊重にもとづく関係性の土台をつくることです。

自分を大切にできる人は、隣の人も大切にできる。

そのために必要なのが、感情の仕組みを知ることと、自分と相手の境界を持つこと。

トラウマケアも、性教育も、ストレス対策も、根はここでつながっています。

 

自分を責め続けてきた人が、「これは仕組みだったのか」と顔を上げる瞬間があります。

その瞬間を、地域や組織の中に増やしていきたい。

「感情ケアを文化に」という理念は、そこから来ています。

 

講座や研修をご検討の際は、目的・対象・時間をお聞かせください。企画段階からご一緒させていただきます。

資格・所属・著書

資格
社会福祉士(国家資格)/産業カウンセラー/ヘルパー2級

研修・養成課程
NPO法人レジリエンス こころのケア講座ファシリテーター養成研修 修了/同 デートDVファシリテーター養成研修 修了/(一社)TICC TIコーディネーター

所属・活動
NPO法人パブリックプレス 代表理事/キャパシタージャパン チームメンバー/大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)メンバー/(一社)日本病院会 モダンホスピタルショウ委員

著書(医療ジャーナリストとして)
医療制度・医療問題を取材した4冊。『救児の人々』『胃ろうとシュークリーム』『共震ドクター』(共著)『地域包括ケアの課題と未来』(共著)