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文藝春秋オピニオン「2015年の論点100」に記事掲載

  • 執筆者の写真: kumada rie
    kumada rie
  • 2014年11月17日
  • 読了時間: 2分

 現在発売中の文藝春秋オピニオン「2015年の論点100」に拙記事「年間47万人へ―看取りなき『その他死』が激増」が掲載されています。  ぜひ書店などでお求めいただけると嬉しく思います。  今回の論旨は、日本の高齢化に伴う死亡者数増加により、死ぬ「場所」がなくなってしまうという話です。一体どういう意味でしょう?

   日本人の死に場所は、「病院」「高齢者施設」「自宅」の3つに大別されます。今後、高齢者増に伴い死亡者数も大幅に増えますが、この3つはほとんど増えないのです。つまり、死ねる場所が亡くなってしまうということです。厚労省は、死ぬ場所のない人たちが47万人いるという衝撃のデータを発表しており、彼らの死に場所を「その他」としています。「その他」が何なのかは、ぜひ書籍を手に取って頂ければと思います。  私が医療業界紙の記者をしている頃、今回の「47万人データ」のように、一般からすればとんでもない話であるにも関わらず、業界の中だけで眠ってしまっている話がたくさんありました。それがなかなか一般にまで広がらないのは、医療に関する制度やお金の仕組みが複雑だからに他ならないと思っています。私が一般向けにものを書き始めたのは、こういう業界の中だけで収まってしまっているビックリの話題を、分かりやすく伝えたいという思いがあったからでもあります。今回は、その思いが形になったと思っています。  ぜひご覧いただけると、嬉しく思います。

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