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執筆者の写真kumada rie

出版記念イベント@東京、ありがとうございました!

 ご報告が遅くなりましたが、先月21日に東京・銀座で開いた出版記念パーティーを皆様のおかげで無事に終えることができました! 北は北海道から南は九州まで、定員を超える多くの方にご参加いただき、会田薫子先生(東大大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座特任准教授)や近森正昭先生(近森病院透析外来・臨床工学部部長)から貴重なお話を頂戴しました。本当に、ありがとうございました!

近藤太郎先生(中)から乾杯のご発声 


 最初は、近藤太郎先生(東京都医師会副会長)に乾杯のご発声を頂きました。  続いて、会田薫子先生、近森正昭先生とのトークイベント。申し訳ございません、当日は手一杯で録音も何も録っておらず、頭の中が真っ白です・・・。

トークイベント中の会田薫子先生(右)、熊田  

それでも印象に残っているのは、会田先生のお話にあった「アルツハイマー末期でも胃ろうを選ばせているのはドクター自身の価値観(『胃ろうとシュークリーム』194頁)」という部分。また、日本老年医学会のガイドラインに沿ったコミュニケーションベースで意思決定を行い、栄養療法を差し控えていくことは法的問題にならないと、法曹関係者も賛同しているというお話でした。

近森正昭先生(右)


 近森先生のお話からは、生きている人間に関する「基準」をどう考えるのか、ということを考えさせられました。私たちは第三者について、状況を知ることはできても、心の中を知ることはできないし、まして「幸せ」や「生きがい」などというものは分かるわけがありません。それでもそういったことに思いを馳せなければならない時、その人の体に手を入れねばならない状況になった時、何を基準にするのか、その基準をどう考えるのか。難しいけれど、考え続けないといけない問題だと思いました。

 そして翌朝2時まで続いた3次会。そんな時間までお付き合いくださった皆様方、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でございました。

  今回の参加者は医師の方が多かったですが、医学生、海外経験の長い看護師、薬剤師、医療系市民団体の代表の方々などなど、様々なフィールドを持つ方がたくさん集まってく ださいました! 皆様、北海道や秋田、新潟、京都、高知、熊本などなど…、遠路、連休初日の夜にお集まりくださって、感謝の思いに堪えません。改めて、私は多くの方々に支えられて活動できているのだと、実感できました。  やはりコンパクトな会場にしてよかったです。皆さんのお顔が見られるので、距離は近い方がいいですね。  多くの方々に支えてもらっている自分を感じながら、これからどう進んでいくべきかと考えさせられた、大切な大切な時間でした。  皆様、いつも本当に、ありがとうございます。




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