全国医師連盟が6月8日に開いたシンポジウム「医療現場はどのように変わるべきなのか?~医師の診療環境改善へのアプローチ」、ディスカッション中の近森正昭氏(近森病院透析外来・臨床工学部長)のコメント。
「医療というのは前近代的な経営がずっと行われてきた。いろんな無理、無駄、ムラがある。それをどうやってよくしていきますか、と。少子高齢化で、人口が減って医療費が上がりますよ、その中で無理、無駄、ムラをなくしていきましょう、と考えないとしょうがなくなってきた。そしたら政府や大企業は財源負担が大変だという言い方をします。だけどそれは生産性を上げていって、みんなが働きやすくなったら自動的に解決すること。私たちは生産性を向上させることを、「医療の質を上げることと、コストを下げること」だと考えればいいのであって。コストのことばっかり言ってる人たちがいたとしても、私たちは「コストを下げながら医療の質を上げましょう」という、そういう主張をしていけばいいだけ。そのために規制緩和なくしましょう、国民に対する教育が必要なんですよ、と言っていくということだと思います」
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